方針
実際はかなりのワンマンであったような気がする。
だけれど、やってることは単純明快だし、実際にやりきってるようだ。
ブレがなく、それに向かってアクションする。
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武田 國男(武田薬品工業会長)― 第1回 経営者の矜持
普通の人は「やるぞ、やるぞ」と言いながら、自分では何もしない。怖いんですな。失敗したら自分の責任が問われますから。
実行は誰でもできるんです。問題は、それで結果が出るかどうかです。結果が出なかったら、自分のクビが飛びますからね。ですから、怖いんですよ。近頃の新聞には「改革」という言葉が躍っていますが、失敗する方が多いから、利口な人は絶対に手を出さない。改革なんて一番バカな人がやることなんですよ。バカじゃなかったらできません。
私がなぜやろうと思ったか。武田の株を持っていますからね。会社が儲かるようにならなければ株の価値が下がってしまう。それに配当を増やしたかったし、自分の給料も上げたかったから。何にせよ、とにかくお金が欲しかったんです。
彼に決める中で最も難しかったのは、私利私欲があるかどうかの見極めです。「自分、自分」と言っている人は、何かにつけて自分にとって都合のいい方向へ持っていくでしょう。それは得てして会社のためにならないし、ステークホルダーのためにもならない。
今、全部を自分中心に考える人が実に多いですよね。口では「ステークホルダーのため」などと格好のいいことを言って。最低ですよ。やはり口の立つ人は好きじゃないです。口でごまかしよるから。パフォーマンスをする人、そしてブレる人は嫌いですね。ところが、今はそういう人が多すぎますな。